現在選択されている記事は以下のとおりです。


題名:Re: グランフィールについて 名前:三浦ピアノ
2017/09/04(Mon) 19:37 No.512  HomePage


みの様
グランフィールについてのお問い合わせありがとうございました。
ご質問の順にお答え申し上げます。

1.グランフィールの調整は、基本的には講習を受けた「取付技術者」「取扱技術者」が行うことになっておりますが、技術者様からお申し出いただければ、弊社からグランフィール調整について技術開示をすることはできますので、グランドピアノのきちんとした調整ができるレベルの調律師であれば、構造の理解と調整は可能です。

2.弊社では、グランフィールの調律料金はアップライトと同額で行っております。グランフィールシステムの調整分、作業は多くなるわけですが、現実には毎回大がかりな調整が必要とは限りませんので価格を変えてはおりません。グランフィールシステムについて、お客様から大きな「設定変更」をご希望される場合は別途料金をいただきますが、それはグランフィールの設定に限ったことではなく、ピアノの調整全般に言えることかと存じますので、普通のアップライトピアノと何ら変わりはございません。
アップライトピアノとグランドピアノで料金が異なるのは、調整の難易度の違いです。実際、一般的な調整であれば時間も変わりませんし調律師の疲労度も大きく違うわけではありませんが、グランドピアノの反応は繊細で、より高い技術を要求される内容となるため、費用も高くなるとご理解ください。グランドピアノの中でも、サイズが大きくなれば料金が変わる場合がありますがこれも同様の理由です(逆に、同じピアノでもより綿密な作業を要求される場合には、やはり料金は変わってまいります)。
以上の点において、確かにグランフィールは一般のアップライトピアノに比べれば若干高い技術が必要となりますが、弊社としては、それがアップライトピアノ調整の難易度を大きく逸脱するとは考えてはおらず、前述の理由と併せ、料金はアップライトピアノ価格での対応をさせていただいております。

3.消音ユニットを後付けしたピアノの買取価格が下がる理由としては、元のピアノに戻す必要があるためです。ピアノそのものは何十年と使えるモノですが、消音ピアノユニットは電化製品のため、寿命があります。買い取ったピアノを中古として再商品化する際に電化製品の部分は保証ができないため、本来長く使用できる商品を販売する側としては、中古のユニットは安心してお客様へ提供することができないため、元のピアノに戻すことが多いものです。
元のピアノに戻す作業や、交換して失われた元のパーツの代金の分、買取価格が下がってしまうわけです。
ただし、ユニットがまだ新しい場合はむしろ価格が上がる場合もありますし、弊社の場合は、そういった作業を得意にしていることもあって査定を下げることはあまりありません(元のパーツを保管されていない場合、ユニットによって下がることもあります)。お店によって考え方は異なりますが、消音ピアノ(後付けに限らず)の買取価格が低くなるのは概ね以上のような理由によります。
グランフィールの場合、お店によって考え方は異なりますが、現在はむしろ付加価値が付いて高く買い取ってくれることが多いように思います。ただ、将来的なことについては確約ができませんので、まずは一生お付き合いができるピアノになるかを念頭にご検討くださいませ。性能・演奏能力は明らかに向上しますので、より繊細な表現力が可能になります。しかしながら弾き心地なども含め、お好みに合うか否かはまた別の問題であったりします。ぜひご試弾いただき、その弾き易さをお気に召していただければ幸いです。
ご来店、お待ちいたしております。


この記事を修正するには投稿時に入力したパスワードを入力し実行ボタンを押します。 [説明]

処理:  記事No:  パスワード: